ダンサーは全身を鏡で全身を見るのは当たり前。一方、俳優は基本、鏡を見ません。
その理由をご存じでしょうか?
●ダンサーが鏡を見るのは、姿勢や自分の身体を客観的にチエックする為です。
なぜならば、身体が語る武器だからです。
●一方、リアリティと言う自然な演技を求められる俳優は、意識の集中や内面の変化を客観的に眺める事を要求されます。
で、訓練中に自分自身の身体を鏡でチエックする事はありません。
俳優の場合、鏡を見ると、いわゆるタレント志向の人に見られがちな、自分自身をどうカッコよく見せるか?
どうかわいく見せるか?・・・に走るからです。
・・・これではもう演技とは言えず、ナルシシズムの最たる物になってしまいます。
◆神ひろしSHOW3月ライブ:神ひろしのジエイムズ・ディーンのキャラ◆
●が、同時に、リアリティや自然体に固執する俳優は、シーンや仕事によっては、とても古くさく、ともすれば時代遅れになっているのが現状です。
簡単に言うと・・・演技が・・・飛ばないのです。
この命題は、ブロードウェイのミュージカル俳優と、ニューヨークのメソード演技の俳優の対立の図式そのものにもなっています。
この事は「スター性のある演技」〜にもつながって行くのですが、後日の機会にお話しします。
◆神ひろしSHOW・4月ライブ:神ひろしの「エジプトの王子」◆
●おいといて、現在では、俳優でもCMや広告などで、モデルと同様の仕事もやる必要があります。
俳優の場合は、モデルの仕事といっても、ファッションモデルではなく「キャラクターを要求されるタイプのモデル」ですね。
●業界では「イメージキャスティング」と言っていますが、誰が見てもそれっぽく見えるキャラクターを演じる必要があるのです。
演技してそう見えるのではなく、学生なら学生、サラリーマン役ならサラリーマン、主婦なら主婦というように、「パッと見て分かるキャクター作り」が必要です。
●そのためには『外見のリアリティ』は欠かせません。
●外見のリアリティは、仕草と同時に見た目のリアリティが必要です。
見た目リアリティを高めるには、服装を中心に、やはり全身をチェックすることが大切です。
そのためにも、ダンサー同様、俳優も全身が写せる鏡はあったほうが良いのです。
僕の場合、俳優とダンサーの出発点がほぼ同時でした。
ですから、そのアプローチの違いがわかります。
ダンサーの演技は、語る身体にのみ焦点が行き、内面を伝られているようで、実は、何も伝えてなく、ただ単に悩ましげな顔をして踊ってる場合が多く、俳優の見地からすれば、これは演技ではなく、舞踊の延長です。
一方、内面を伝えられる表現できる身体を目指す俳優は、見た目を軽視する場合が多く、
立ち居振る舞いが美しくなく、商品になりません。
・・・私見ですが、ある種の舞踏は、これに近い気がします。
・・・またまた私見ですが・・・舞踏はもうとっくに終わっています。
ダンサーは語る身体を目指し、俳優は、内面が伝えられる身体づくりをするのが第一歩ではあるけれど、
流れの速いネットの時代では、トータルな表現力を求められていると言っても過言ではありません。
ダンスも演技も歌も、流れの速いネット時代だからこそ、トータルに身につけなければならない理由です。
演劇やダンス、はたまた、歌に何ができるか?!
ライブやりながら、あなた自身が肌で感じたものだけが、頼りと言って良いかもしれません。
半年に1回のライブでは、趣味の領域でしかありません。
できるだけ、沢山の機会をつかまえ、人前に出る事が先決です。
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◉「神ひろしSHOW」ライブ詳細:
http://j28studio.com/archives/3051.html
【記事】
○神ひろし、2ケ月ぶりの『ライブショー』!著作『カラオケ力』amazon音楽売れ筋ランキング連続3作第1位の快挙で『カラオケ大会』も!『神ひろしSHOW』9月ライブ・新宿J28
http://pressrelease-zero.jp/archives/133048
●神ひろしプロフィール http://j28studio.wix.com/hiro
★神ひろしAmazon著者セントラル
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