神ひろしショー第1部を昨日、プロデューサーの妹尾芳文氏と、芸術監督のかわらさきけんじ先生のチェックのもと、一人リハ。
フランクシナトラの後に、「時の流れに身をまかせ」を1コーラス歌う事になった。
が、異質なこの2曲をパフォーマンス力で違和感なくリンクしなきゃあならない！
それが問題だあ。
ギリシャで「王女メディア」を主演した時、飛行機の中で、かわらさきに「フィナーレで、木曽節を歌え」と言われた。
が、頭がどちらかと言うとスクェアな僕は、
「何の関係もない、木曽節を王女メディアと、どう繋げるんだよ？！」と、さすがにムッとした。
が、演出家のどんな無茶な要求でも俳優の立場でこなせるのがプロだと19のデビューの時に言われたのを思い出し、思いついた！
「王女メディア」の扮装を一瞬で脱いで、男に戻れば？
酒飲みながら、木曽節をやれる！と。
で、にわか仕込みのトックリをつくったが、これが幸いした。
木曽節を踊ってる時に、トックリが手からすべり落ちて、割れてしまったのだ。
で、咄嗟に、大きく割る動きをつけてしまった後、
〜白い間が〜
ガビーン！最悪〜！
やってしまった！
と、思ったが、
気づくと、ギリシャ人が全員、オールスタンディングで、ブラボーと叫んでた！
何？何で？
と、思ったが、よくわからず、取り敢えず、乗り越えられた！
と、一安心。
ホテルに戻ると、現地プロデューサーが駆け込んできて、
「やったな！成功した！」と言われた。
どうにも腑に落ちないので、
「ギリシャの人々はみんな。あんな風にスタンディングするんですか？」と聞くとー
「何言ってんの？良かったからスタンディングしてるんじゃない！
良くなかったら、みんなに卵投げられたわよ！
お客さん、籠に卵入れて持って来てるの気づかなかった？」
「はっ？卵を投げる？良くなかったら？」
そう言えば、そんな話を先輩の蜷川幸雄さんに聞いたのを思い出し、ぞっとした。
日本は良くなかったからと、卵投げられたりしないけど、そんな事されたら、立ち直れないくらい凹むは！
つうか、最後の疑問は、トックリが滑り落ちて、大げさに割ったふりをしたけど、何故受けたのか？
それをプロデューサーに聞いたところ、
「ギリシャ人は運命を受け入れ、皿を割る踊りをするの！アレ、やったからよ！」
と。
そうかあー。目からウロコでした。
この経験で、無茶言われても、閃けば、普通にやってるより、広がる事を体感出来たのです。
さて、フランクシナトラの歌と、テレサテンの「時の流れに身をまかせ」をどうリンクしてパフォーマンスするか？！
夢の中で閃きました。
ちょっとした事だけど、これで行ける！
ふう。今回は、音源、衣装、メイクなど、中身は自由だけど、色々指定があり、アップアップ！
が、最高に良いショーになるのが見えて来たので、文句言わずがんばるべ^_^、
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○神ひろしSHOWシーン4
◎9月30日（日）6時半開演
http://j28studio.com/archives/3051.html
【記事】
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http://pressrelease-zero.jp/archives/133048