神ひろし解説「ディストーションボイス出し方」

ロック発声の「ディストーションボイス」とは、“地声”を”歪ませて”発声させたものです。
デスボイス、ディストーションボイス、シャウトのこの3つは似たような発声で、プロでもない限り、見分け聞き分けできません。
言えることは、デスボイスよりは”軽く”、シャウトよりは”重い”声になります。

また、デスボイスやシャウトは声を極限まで歪ませる性質上、声質などの個性が反映されません。
一方、ディストーションボイスは”地声”により近いため、”個性”の”出しやすい”発声方法になります。

●ディストーションボイスの練習法
(1)地声の o(お) の発声で、低音から高音にしゃくる。
オーーー と低音でロングトーンを行いながら、語尾にいくにつれ、高音にあげる (しゃくる) 発声練習を繰り返す。

(2)デスボイスの発声のまま、喉を絞り、しゃくる。
デスボイスを完全に理解し、発声できることが条件になりますが、
喉仏を上に持ち上げ、声を前に飛ばすイメージで。

(3)音程をしっかりと体に刻みこむ。反復練習を行い、地声の音域でのデスボイスに慣れたら、
しゃくりを行わずに、第一声(一発)でだせるよう練習する。

最後に;のどには良くない発声法です。が、インパクト必要なロック歌手目指すならマスターした方が良いです。
水は必ず飲むようにして、痛みを感じたら練習を中断してね。
練習後は”うがい”などをしっかり行って下さい。