神ひろし解説「ヒーカップ唱法」


◉ヒーカップ・ヒーカップ唱法は1950年代のロカビリー(エルビス・プレスリーなど)で広まった歌唱テクニックで、歌のフレーズの語尾の音程を跳ね上げるようにして終わるテクニックです。
跳ね上げると同時に裏声にすることもあります。

由来は英語の『hiccup(意味しゃっくり)』からきており、しゃっくりをするようにして音を跳ね上げるからそう呼ばれるようになったみたいです。

◉ただし、日本の『しゃくり』とは違いますよ。
『しゃっくり』です
『しゃくり』はフレーズの半音下から上へ入るテクニック。
『ヒーカップ (しゃっくり)』はフレーズの語尾で跳ね上げるテクニック。

◉効果;ロックな印象・可愛い印象・セクシーな印象を与える事ができます。

【ヒーカップの練習方法】
(1)「あーーーーーー(止める→すぐ息)」
あーーーと、声を出し、その際に途中で声(息)を止める。
止めたすぐ後で『そっと』息を吐きます。
(2)「あーーーーーーぁっ(止める→すぐ息)
先ほどの息を止める部分に小さく短い「ぁっ」言う声を瞬間的に入れます。で、止めてすぐ息を出します。
(3)「あーーーーーーぁっ↑↑(止める→すぐ息)」
小さな「ぁっ」の部分で音程を好きに、上に跳ね上げます。
(4)「あーーーーーー()↑↑(止める→すぐ息)」
先ほどの感覚を持ったまま、最後の「ぁっ」を消すように滑らかにします。