神ひろし解説・歌の背景を知る「エーデルワイス」は作詞家の遺言だった!

映画「サウンド・オブ・ミュージック」(Sound of Music:1965)の主題歌として日本でも知っている人が多い「エーデル・ワイス」は、実は、作詞家の遺言でもあったのです。
「エーデル・ワイス」(Edelweiss)のドイツ語でEdelは「気高い」「高貴な」「品位ある」、Weissは「白」ですから「エーデル・ワイス」は「気高く白い花」という意味で、礼節をわきまえながら「けがれのない潔さ」を備えているの花に託して、そうした精神をもって祖国を担ってゆく人であれということを歌っています。

作詞オスカー・ハマースタイン2世の遺作です。
オスカー・ハマースタイン2世は、歌曲と個人芸で組み立てた娯楽ショーが中心であったブロードウェイ・ミュージカルに物語性を組み込み、現在に近い形のブロードウェイ・ミュージカルを創設した功労者の一人です。

で、サウンド・オブ・ミュージックに追加で書き下ろした『エーデルワイス』を作詞していた時期の彼は胃癌で、歌詞にこめられた思いは遺言と言って良い遺作だったのです。

その事を知ると・・・あのすばらしい「エーデルワイス」をただ、美しく歌うだけなんて、バカじゃないの?と思いませんか?・・・
作った人の背景を読む事で、表現に深みが出ると言うのはそう言う事ですよ。
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◆『神ジンパ5Xmas』12月21日(土) ◆
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【「神ジンパ」12月 記事】
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