神ひろし解説:「ロック発声」の基本は「歪み」!


世に言うロッカーは「雰囲気ロッカー」が多く、下記、ロックの基本発声を知ってる人は今まで、出会った事ありませんでした。
だいたい、ロックやりたいのに、「ベルカント発声」先生に習ってるなんて、ジャズダンスやりたくて、バレエのレッスンしてるようなものです!!
で、昨日、はじめてニーズがあったので、ポイントを指導しましたが、詳細補足です。

普通言われる発声で出す声を「クリーンボイス」と言います。殆どのボイトレのレッスンはこのシステムです。
「ロック発声」はわざと、声に「歪み」をつける事です。この歪みは「エッジボイス」「Rasp」「ガナリ」とか色んな言い方がされますが、基本は発声の仕方は同じです。

ただ、歪みのつけかたは2種類あります。
(1)false chord scream (フォールス・コード・スクリーム)
(2)fry scream (フライ・スクリーム)

「エッジボイス」は、一切、力みは不要です。また、「エッジ」のかけ方は2種類あります。

(1)弱ノイズ:平井堅さんのように、声を出す前にノイズを鳴らして歌うかけかたで、バラードに向いています。
低音域は「喉でエッジ」をかけます。
高音域は「鼻でエッジ」をかける感じで出します。

(2)がなり系・強ノイズ:世に言う「呪怨ボイス」(エッジボイス)にある程度、圧をかけて、歌声に混ぜて使います。
咳をするように突き破るような強めのノイズのかけ方です。
ブルース・リーの「アチァ〜アアアアアアア〜」の感じの出し方です。
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