神ひろし解説・「上手な司会者」とは?!

たまに、司会のお話を頂きますが、ずっと表舞台にいる僕には難しいかとお断りしてます。
時代も変化しつつあるのだけど、上手な司会は3つの鉄則があります。
ー上手な司会の3つの鉄則とは?ー
(1)でしゃばらない    
(2)他人の話に評価を加えない
(3)無駄な言葉を避ける

(1)「でしゃばらない」 
俳優や、タレントあがり、または、タレント仕様の司会はともすれば、自分を前に出しがちです。
早い話、でしゃばってしまいます。
他人から喜ばれる司会者のポイントは、『その場にふさわしい話題をふんだんに使いながら、頭の回転も人並み以上に早い人』です。
(2)「他人の話に評価を加えない」
歌やダンスがわからないにも関わらず、「すごくうまくて感動しました!」と言う司会がいます。
これは、僕がダンスの審査員で行った時の実体験ですが、全く、歌やダンスがわからないトウシロウに限って、そう言う司会をする事があります。
「どこがどううまいと思うんですか?!」・・と聞くと・・・
「全部です。とにかく全部!」とか、・・・「なんとなく・・・」とかあいまいな事を言います。
パフォーマー側にすればちっともうれしくないどころが、わからないのに、偉そうに評価するな!と思ってしまいます。
感動した場合は、素直に自分の感想をその場にあった言葉でサラリと言うのはOKです。
が、「他人の話やパフォーマンスに評価を加えない」事を心して思うべきです。
(3)「無駄な言葉を避ける」
司会者と言うのは、うまく進んで当たり前。が、道化になってはいけません。
また、ジャリタレ(死語かな?)のキャーキャーワーワー飛び跳ねる司会者なんてのもありえない!!
司会者は、結構、派手な仕事ではあるが、かなり神経をつかう、縁の下の力持ちでなければいけないと思います。
【司会者とインタビュアー】
そんなわけで、俳優やタレント上がりの失敗は・・・・あくまでも縁の下の力持ちにもかかわらず、でしゃばったり、ついつい、主役らしく振舞う誘惑にかられる事です。
ただし、司会者とインタビュアーは違います。
そんなわけで、司会は実は、「事前に関係者と十分な打合せをすることが何よりも大事」なんです。
僕を使っていただく場合は、「僕自身を見せながら、相手を引き立てるやり方」になりますが・・・と事前にお話させて頂いています。
【神ひろしプロフィール】
http://j28studio.com/instructor/hiroshi